大好きです

スダマサキの活躍よかった

内容は好きなんですが、プライムビデオで見れたり見えなかったりする時期があるので、それさえなければもっといいと思いました。

平成仮面ライダーはディケイド(前作)でGACKTさんが主題歌を歌っていたので見始め、劇場版でWのお披露目最初は何かなぁ…ってのが感想でした…とりあえず、１話見てから見続けるか決めようと思ってたのですが「さぁ、お前の罪を数えろ！」この台詞…何か、かっこいいw引き込まれるように見続け気付けば今現在の中でも最高の仮面ライダーでしたなんと言っても敵がかっこいい２号ライダーもかっこいい終盤に至っては涙腺崩壊…仮面ライダーで泣くとは…主演の二人の例のシーン演技じゃない涙だからこそ、あの感動があったんだと思うそしてラスボス(笑)自然と笑顔になれて嬉しさで泣ける…どっぷり引き込まれ、何度見直したかwぐだぐだな部分にも主題歌にあるように「隠されたキーワード」があるので探してみては？

パッと見の印象からイロモノ感が強くて敬遠していましたが、今回プライムビデオにあったので見てみました。・・・もっと早くに見てなかった自分をぶん殴りたいほど良いものでした。この作品の良いところは「仮面ライダー」という名前と意味を非常に大切にしているところ。平成ライダーはただ名乗っているだけだったり、本編中に仮面ライダーという言葉が出なかったり、ライダーである意義はあるのかと疑問に思うことがありました。一方このWでは、マフラーなびかせバイクに乗り、街の人々と平和を守るために戦う姿はまさに仮面ライダー。そして、当初はWも仮面ライダーと名乗っていませんが、Wの戦う姿を目撃した街の人達が噂し、自然と仮面ライダーと呼ばれるようになります。それを受けて主人公・左翔太郎達も仮面ライダーWを名乗り、そこに込められた意味・平和を守るヒーローであろうとします。その後は、敵も一般人もWの姿を見て「仮面ライダー！？」と反応。こういう風に街の人も仮面ライダーの存在を意識してるってのが良いんですよね。また、主人公・左翔太郎の存在も大きな魅力です。翔太郎は正直何の特殊な能力も体質も無い普通の人間です。そのため周りの仲間に比べ力不足になったり、敵の能力の影響を受けてしまったりして何度も挫折しかけることとなります。しかし涙を流す人がいる限り、相棒のフィリップが信じてくれる限り、翔太郎は困難に立ち向かい乗り越えていきます。この姿には非常に心を打たれました。そんな彼の姿がWをただの戦う超人ではなく、平和を守るヒーロー仮面ライダーたらしめているのです。ここまでキャラクター性や設定の評価ではありましたが、話としてもコミカルとシリアスがうまく混ざってとても面白いです。4クールもあるので中だるみしてくるところはありますが、所々にヒーローもののツボを押さえた熱いシーンもあり、全話見るのも苦にならないと思います。最終話まで全体的に話に無理や違和感も感じずきれいにまとまっております。また4クール分の積み重ねがあるからこそ、最終話付近の話には感動出来ると思います。30歳のおっさんにもなって最終話（とその1話前）を見てボロボロ泣いてしまいました。とりあえずヒーロー物としての仮面ライダーを見たいなら、まずWを見るべきと自信を持ってオススメできます。

いつからだろう、ヒーローが「正義の味方」でなくなったのは。どっちに振れたか。「悪は滅すべし」これは正義の味方ではない。ただの「正義」だ。単に異能の派閥が争う図式でより人間の倫理感に近しい方が主役。これも人類の味方であって正義の味方とは呼べない。そんな21世紀に正義の味方が現れた。仮面ライダーW、左翔太郎。彼こそは罪を憎んで人を憎まず、怪人＝ドーパントを前にしてもメモリの破壊に努める。メモリを破壊すればドーパントは人間に戻る。戻った人間の処遇は警察に委ねる。そして目の前で人が死ぬと敵であっても唇を噛みしめる。そんな正義の味方だ。子供には「正義の味方」に憧れて欲しい。（2011年から見て）近年のライダーは変身後のライダーには憧れても変身前の青年に憧れる子供は減っていたように思う。またそうなってもらっては困るようなライダーも多かった。（翌年だが）替えのパンツと小銭でやっていくとか言い出しても両親はどうして良いか分からない。完璧超人（カブト）はハードルが高すぎる。重度のコミュ障（電王、キバ）も困ったものだ。そんな中ハードボイルドに憧れながらクールになりきれない半熟、ハーフボイルド左翔太郎は等身大に憧れる価値のある男だ。ハードボイルドかぶれの仕草のような表層部分はともかく自分は生まれ育った町を愛し、人を愛し、悪や不正を憎む本質は大いに憧れて欲しいものだ。本編もその辺は良く理解した上で構成されているようで、復讐のためなら殺人も辞さない照井をはじめ関わった人間全てに人間性を取り戻すきっかけを与えている。左の傍らにいながら謎多き存在として登場したフィリップ役に芝居は初めてという菅田の起用も奇跡的といえ、最初は台詞一つとってもたどたどしかった演技が終盤には眼だけで芝居できるほどに成長した。夏の映画も出来もよく、冬のMOVIE大戦はおやっさん＝スカルをフィーチャーすることで脇を固めており、プロジェクト全般を通じて高く評価できる作品である。

特撮ファンであり三条陸ファンでもある私にとっては夢のような作品でした。バディ物が好きなのか三条さんの作品はそういった構成が多いのですが、その中でも二人で一人の探偵という図式が上手くはまりとても面白い物語に仕上がっています。カッコつけたいんだけどイマイチしまらない中、必死に頑張る祥太郎。その相方に知識と正論を非常識にぶち込むマイペースすぎるフィリップ。凹凸コンビで物語に張りがあって毎回楽しく視聴出来ました。そしてなにより悪役が良い…「ビルが溶け人が死ぬ…この街では良くあることだ」初っ端から凄まじいセリフで印象的な敵の首魁である老紳士、園咲琉兵衛。寺田農氏の熱演もあってライダー作品の中でもトップクラスに好きな敵役です。時期的に平成仮面ライダーの後期一発目の作品で、それまでの流れとはまた違う良いスタートだったなぁと思える作品でした。そして現在続編を漫画、風都探偵で描かれているわけですが、これがまた面白い。ここまで息の長い作品になるとはファンとして感慨深いものを感じつつ、何度も視聴してしまいます。